これから教育も変わろうとしています。
今までの知識を覚えることが中心の認知能力ではなく、
「生きる力」といわれる非認知能力が重要視されてくる、
と言われています。
しかし、学校に勤めている人たちも親世代の私たちも
「皆と同じがいい」という考えのもと育ってきてしまっているので、
根本が変わるのは時間がかかります。
実際、少数派の子に対して
「どうしたら普通になれるのか」
「どうしたら普通に近づけるのか」
という悩み相談は尽きません。
人は本来みんな多様であり、誰にでも得意なこと、不得意なことがあります。
不得意なところを無理やり伸ばすのではなく、
多様性を認め合い、
得意なことを活かしていけたらどれだけたくさんの人が楽になるだろう。
コロナを機に時代は大きく変わりつつあります。
現在の教育に疑問をもっている人が多数いることは肌で感じています。
また、教育現場だけでなく、
どんな場面でも“みんな違ってみんないい”ということを
どこかで感じ始めている人はたくさんいると思います。
でも、自分が少数派になるのは怖い。
「皆と同じがいい」という、
いわば呪いのようなものが頭の中にこびりついているから、
多数派のフリをしてしまう。
多数派にいると安心。
そんな人たちの心を動かし、
「グレーゾーンなんてない!みんなカラフル!」
が世の中の当たり前になったら、どんなに生きやすい人が増えるだろう。
必要なのは、周りと同じことができるようになることではなく、
自分の特性に誇りをもち、それをうまく使えるようになること。
みんなと同じでなくていい。
1人1人みんなちがう。ちがって当たり前。
ちがうことは素敵なこと。
そんな“ちがい”を強みにかえていけばいい。
“ちがい”は自信と誇りになる。
それが「生きる力」に繋がる。
一人ひとりが持つ個性や素晴らしい才能(特性)を生かせる、
カラフルで笑顔あふれる世の中を目指して、
活動を続けています。
万智さくら